兵庫県公立高校入試 尼崎市の希望調査2026年9月版を解説

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兵庫県尼崎市「JR立花駅」から徒歩5分の個別指導塾『ヴィレ個別ゼミ』塾長 小山です。

 

このブログでは、尼崎市立花エリアの塾『ヴィレ個別ゼミ』が、どのような塾かをご紹介いたします。

 

 

2026年(令和8年)9月の進路希望調査の結果がまとまりました。お子さまの志望校の数字を見て、ドキッとされた保護者の方も多いのではないでしょうか。

最初にお伝えしたいのは、9月の希望倍率は、そのまま入試本番の倍率にはならないということです。今の時点の数字は「どの学校に関心が集まっているか」を知るための温度計のようなもの。大切なのは、数字に一喜一憂するのではなく、正しく読み取り、これからの学習計画に活かすことです。

この記事では、尼崎市の公立高校(全日制・全9校)の希望倍率と、保護者の方に知っておいていただきたい読み方のポイントを解説します。


兵庫県公立高校入試の「希望倍率」を見る前に知っておきたい3つの注意点

注意点1:実際の出願者数ではない

9月時点の数字は、中学3年生が「今この学校を希望している」と答えた人数です。この先、模試の結果や三者面談を経て、志望校を変更する生徒も少なくありません。

注意点2:推薦・特色選抜と一般入試が区別されていない

希望者数には、推薦入試・特色選抜を考えている生徒と一般入試を考えている生徒が含まれています。そのため、実際の一般入試の倍率とはそのまま比べられません。

注意点3:定員は昨年度(令和8年度)の数字で計算している

令和9年度の募集定員はまだ発表されていないため、希望倍率は「今年9月の希望者数 ÷ 令和8年度の募集定員」で算出しています。定員が変われば倍率も変わります。

なお、ここで紹介する数字は対象が全日制のみで、定時制・多部制は含みません。また、受験の判断に使う際は、中学校で配られる県教育委員会の資料原本でもご確認いただくのが確実です。


【2026年9月】尼崎市の公立高校9校 希望倍率一覧

普通科

学校・学科 定員(R8) 希望者 希望倍率 昨年9月 前年比
尼崎稲園 普通(単位制) 280 436 1.56 478 −42
市立尼崎 普通 240 346 1.44 291 +55
尼崎北 普通 280 344 1.23 401 −57
尼崎小田 普通 200 386 1.93 351 +35
尼崎双星 普通 200 322 1.61 319 +3
県立尼崎 普通 200 119 0.59 109 +10
尼崎西 普通 200 204 1.02 185 +19

専門学科・総合学科

学校・学科 定員(R8) 希望者 希望倍率 昨年9月 前年比
市立尼崎 体育 80 161 2.01 194 −33
尼崎小田 サイエンスリサーチ 40 37 0.93 50 −13
尼崎小田 国際探求 40 34 0.85 33 +1
尼崎双星 ものづくり機械 40 67 1.68 65 +2
尼崎双星 電気情報 40 30 0.75 26 +4
尼崎双星 商業 80 72 0.90 72 ±0
武庫荘総合 総合学科 280 261 0.93 406 −145
武庫荘総合 福祉探求(単位制) 40 42 1.05 29 +13
県立尼崎 地域科学探究 40 26 0.65 22 +4
尼崎工業 機械 80 76 0.95 72 +4
尼崎工業 電気 40 29 0.72 29 ±0
尼崎工業 電子 40 27 0.68 18 +9
尼崎工業 建築 40 25 0.62 33 −8

尼崎市9校の希望者は合計3,044人で、昨年9月の3,183人より139人減少しています。


数字から見える尼崎市の4つの傾向

尼崎小田(普通)は1.93倍で市内普通科トップ

尼崎小田の普通科は希望者が昨年より35人増え、尼崎市の普通科で最も高い1.93倍となりました。一方、同じ尼崎小田でもサイエンスリサーチ科・国際探求科は1倍を下回っています。同じ学校でも学科によって状況が大きく異なる点は、志望校を考えるうえで見落とせないポイントです。

市立尼崎(普通)は+55人と大きく増加

市立尼崎の普通科は希望者が55人増え、第2学区の中でも上位に入る増加幅でした。今後の動向調査でもこの人気が続くか、注目しておきたい学校です。

尼崎稲園・尼崎北は減少、ただし稲園は依然1.5倍台

尼崎稲園は42人減、尼崎北は57人減と、どちらも希望者が減りました。ただし稲園は減ってもなお1.56倍あり、「減ったから入りやすくなった」と判断するのは早計です。

武庫荘総合(総合学科)は145人減で第2学区最大の減少

武庫荘総合の総合学科は、昨年の406人から261人へと145人減少し、第2学区で最大の減少幅となりました。一般的に、前年に人気が集中した学校は翌年に敬遠されやすい傾向もありますが、11月以降に再び希望者が戻るケースもあります。今後の推移を見守る必要があります。


第2学区全体・兵庫県全体の動き

尼崎市だけでなく、第2学区全体でも希望者は減少傾向です。

  • 第2学区34校の希望者合計は9,502人(昨年同時期より361人減)
  • 希望倍率が2倍を超えたのは3学科
    • 市立西宮 グローバル・サイエンス科(2.90倍)
    • 西宮東 科学探究科(2.05倍)
    • 市立尼崎 体育科(2.01倍)
  • 最も希望者が増えたのは県立伊丹(普通科)で、73人増の480人(1.50倍)
  • 県立西宮(普通科・単位制)は89人減の515人でも、1.84倍と高水準

なお、2倍を超えた3学科はいずれも推薦入試で定員全員を選ぶ学科です。推薦入試は面接や実技、調査書などが重視されるため、一般入試とは準備の内容が異なります。これらの学科を志望される場合は、早めの対策が欠かせません。

また、県全体では私立高校への進学希望が県内外合わせて4,395人(全体の10.3%)と過去最高になりました。公立高校の希望者が減っている背景の一つとして、私立志向の高まりも考えられます。


保護者の方が「倍率」と上手に付き合うための4つのポイント

ポイント1:倍率よりも「お子さまの現在地」を見る

合否を左右するのは、倍率そのものよりもお子さまの内申点と学力検査の得点です。倍率が高くても実力が十分なら合格できますし、倍率が1倍を下回っていても油断は禁物です。まずは模試の結果や通知表から、志望校までの「距離」を確認しましょう。

ポイント2:「倍率が下がった=入りやすい」とは限らない

希望者が減った学校には、「チャンスかも」と志望を変える生徒が集まることがあります。結果的に、出願時には倍率が戻っているというのはよくある話です。数字の上下だけで志望校を変えるのはおすすめできません。

ポイント3:推薦・特色選抜を考えるなら今から準備を

推薦入試・特色選抜を検討している場合、面接や志望理由の準備には時間がかかります。お子さまの適性や希望に合うかどうか、学校説明会や中学校の先生との面談を通して早めに見極めておくと安心です。

ポイント4:11月の「動向調査」で必ず再確認を

次の目安は、11月に実施される**「動向調査」です。昨年は令和7年11月実施分の結果が県教育委員会(義務教育課)のページに掲載されており、今年も11月末〜12月初め頃に公表される見込み**です。9月の数字はあくまで途中経過と捉え、11月の結果と比べながら最終的な志望校を固めていきましょう。


ヴィレ個別ゼミが受験生とご家庭のためにできること

倍率の数字を見て不安になるのは、お子さまを大切に想うからこそです。ヴィレ個別ゼミでは、こうした数字を「不安の材料」ではなく「作戦を立てる材料」として活用していただけるよう、次のようなサポートを行っています。

  • 【最新の倍率・動向調査をもとにした志望校相談】
  • 【内申点と模試結果から逆算した学習計画づくり】
  • 【推薦入試・特色選抜の面接練習】
  • 【保護者面談の実施(希望があれば随時)】

 


まとめ:数字に振り回されず、「今できること」に集中しよう

  • 9月の希望倍率は途中経過であり、本番の倍率とは異なる
  • 尼崎市では尼崎小田(普通)1.93倍、市立尼崎(普通)+55人が目立つ一方、武庫荘総合は145人減と大きく変動
  • 倍率の上下より、お子さまの内申点と学力の現在地を確認することが大切
  • 11月の動向調査で改めて状況を確認し、志望校を固めていく

兵庫県公立高校入試まで、まだ時間はあります。この秋から冬にかけての過ごし方次第で、結果は十分に変えられます。数字に振り回されず、お子さまが「行きたい」と思える学校に向けて、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。

※本記事の数字は、2026年9月時点の進路希望調査をもとに作成しています。受験の判断にあたっては、中学校で配布される県教育委員会の資料原本もあわせてご確認ください。

 

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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